とらきす の ぐだログ

とらきすのぐだログ

ぐだぐだとなんかするブログ。

彼岸帰航をちょっと耳コピしてみたかった

※ 今は全部MQubeに置いてあります。

(2017/03/10 ちょっと彼岸帰航の耳コピを更新
というか、先程、ニコニコ動画にてわほた氏作の彼岸帰航耳コピを拝聴させていただいたのですが、これがもうめちゃくちゃ似てるのです。野生のZUNタグが付く方ですもの…そりゃ似てる訳だよ…ブラスがメインに入ってくるあたり以降の発狂ベースも完璧…!
…ちょっとやる気が失せました。もちろん、わほたさんは全然悪くないのですが。私の技量の問題ですね。…あれと同クオリティのものを作れる自信は、正直言ってありません…
ぜひ一度視聴してみてください。他の作品も素晴らしいものばかりですよ)

ということで、冒頭だけ耳コピをば。
SoundCloudだと、なぜかうちの環境では変な音になるんですよね。高音がボヤけるというか。

ですんで、Dropboxから引っ張ってくることにしました。

彼岸帰航(冒頭のみ)
タムの聴き取りが難しい…多分全然違います。
マスタリングもほぼしてないから、勘弁してちょうだいな。


あと、その他に作ったものも置いときます。Ogg Audioファイルなので、一旦DLしないと再生できませんが…
もしもPCで再生できない場合は、拡張子を.oggに変えてみてください。(流石に.ogg再生できないプレイヤーはないでしょうし)

MP3プレイヤーを貼り付けておきました。
以下は.ogaから変換したものなので、音質は勘弁してください。
プロジェクトファイルは残っているのですが、現在再現ができない状態なんです。
というのも、今、春休みなので実家に帰省(寄生ともいう)しているのですが、うっかり、寮にUSB-eLicenserを忘れてきてしまいまして…そんなわけです。許してね。

クリスタライズシルバー(冒頭のみ)
例のアレ。

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春色小径(作成途中)
明らかにリバーブかけすぎなヤツ。
スピーカーで聴くとわりとそれっぽいのですが、ヘッドホンで聴いた時のコレジャナイ感には、凄まじいものがあります。

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妖怪の山(ダブルスポイラー) ドラムのみ
GA2のテスト。

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欲深き霊魂 ドラムのみ
上に同じ。

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もう眠くて仕方がないので、気が向いたら、mp3に変換してプレイヤーを貼り付けておきます。
ちなみに、この中で今後完成まで持っていく可能性があるものは、彼岸帰航と春色小径だけですかねー。私、物事が続かないタイプでして…クリスタライズシルバーも、いつかはやりたいとは思っているのですが、いかんせん難しいのです。
その点、花映塚耳コピは楽ちんなんですよ。あくまで他に比べれば、ですけど。

明日にでも、新しい記事を書こうと思います。

生存報告

ハーイ
私はこのとーり生きておりますよー
まだまだ失踪はしないつもりですぞ〜

さて、明日からテストです…

期間中、一度くらいは記事書こうかなと思っていたのですが…だめでした…くっ
実際、「日常」のロゴをネタに画像とかも準備していたのですがね…

しかも、テストが終わっても、まだ提出しなきゃな課題が残っているのですよ…
理系苦手なのに、理系の学校(それも電気科)に来てしまった私を恨みます。ぱるぱる〜


さて、何かしら雑談でも。

…そうですね、私が数年前からよしなにして頂いているゲームエンジンで、GameMakerってのがありまして。
なんでも、海外ではMultimedia Fusion(現:Clickteam Fusion)と並んで有名らしいのですが、日本ではどちらもイマイチ…な感じですかね。

なにか例を挙げるとすると、少し前に話題になったDownwellPlease, Don't Touch AnythingなんかがGameMaker製ですね。その他、I Wanna Be the Guyの二次創作も、大抵GameMaker製。
ちなみに、I Wanna Be the Guyの本家やI Wanna Be the Boshyなどは、Multimedia Fusion製です。

私自身は、GameMaker: Studioにバージョンアップする前からお世話になっていたのです(GameMaker 8.0の頃からですね)。
それが、最近、全然触っていなくて、久々にYoYo Games(GameMakerの現:開発元)のホームページを眺めていたら、なんとGame Maker Studio 2なんてものが登場していたのですね。

おお、これは良さそう…

Studioになった時点では、正直、無印との差異が、あまりわからなかったんですよね。なんか黒くなった、って印象ばかりが残っていたのですが、今回は完全書き直しという事で、雰囲気もガラッと変わっているような気がします。

まだベータ版ということですし、Studioとは違って、無料版ではかなりの機能制限があるみたい。
Win/mac/Ubuntu向けに出力可能なDesktop版は$99.99と、わりとお手頃な価格設定になっているので、そのうち購入してみようかと画策しています。

…重ねて言いますが、ステマじゃないですよ?
ほらなんか、自分の気に入ったものって、紹介というか、発信したくなるじゃないですか。ん?私だけ?


まあ、落ち着いたら、また更新するようにしますので、どうか何卒。

ではでは〜

クリスタライズシルバー途中経過

追記:いつの間にやら、300PV突破してました。
こんなブログに時間を費やして頂いて、ほんっとにありがとうございますm(_ _)m
正直、1日に1人読んでくれたら御の字かな、という考えのもと書き始めたものですので、正直ビックリしています…ありがとうございます。


また更新が空いてしまいました。
ま、まあでも、クリスタライズシルバー耳コピをしていたので、ノーカンですよ、ノーカン。
ただ…

アホほど難しい!!
いやマジで。

イントロの発狂ピアノが中々エグい。
なんなのアレ。
多分 音外れまくりです…
あと、なんかよく聴いてると発狂アコギっぽいのもある気がします。いやあああ
それでなくとも、妖々夢以前の曲は、何かとテンポだのピッチベンドだのがえらい細かく設定してあって、ほんとに耳コピが難しいんですよ…

とりあえず途中経過の報告ってことで、Soundcloudに上げておきますね。

ぐだ雑談

寒いですねぇ、最近。
まあ冬ですし、当たり前といえば当たり前なのですが。
マフラーとミトン必須の毎日です。
私の周辺では、さほど雪は降っていませんが、なんでも彦根のあたりがヒドいコトになっているそうで。なんでも、滋賀の中でもなぜか彦根だけが大雪らしいのです。彦根出身の友人がそんなことをボヤいておりました。
そんな局地的な大雪ということは…レティさんファンのみなさん、会うなら彦根ですよー!


さて。

ここ2日ほどなのですが、新しい記事の投稿どころか、既存の記事の更新すらすることができませんでした…
ほんっと、すみません。
平日なら、講義を聴いている間、聴く必要のないものだと、暇なのでちょくちょく更新できるのです。
休日だと、休みにかまけてどうにも筆(?)が進まず…
このようなブログなのに、1日に10〜20人ほど、見てくれている方がいるのですし(本当にありがとうございます)、もう少し頑張らないとですね。

とりあえず、フォント関連は帰宅してPCを使わないと厳しいので、雑談でも。

まず、東方人気投票の話。
数日前の絶望記事にて話しました通り、人生初の人気投票をしてきたのですが、私としたことが、レティさんに投票するのを忘れてしまうという大失態をやらかしてしまいました。

はい。個人的に一番好きなキャラクターは、東方妖々夢1面ボスレティ・ホワイトロックなのです。

いや〜…深夜だったこともあってか、テンションが変なコトになっておりまして…
それにしても、うっかりという言葉では償いきれない大失態。
つらたん。

償いとしてクリスタライズシルバー耳コピでもしようかなあ。支援作品として使えるかもしれないし。


次は、The NAMM Show 2017
まずもってそれ何ぞやという方もいるかも知れませんが、まあ簡単にいうと、様々な楽器・音響機器メーカーが集まって、製品を展示したり、新製品を発表したりする、年に一度の祭典ですね。
それが、カリフォルニア現地時間で2017/01/19〜22の間、開催されていたのです。もちろん、私は行けていませんけど。

個人的なビッグニュースは、HALion 6をはじめとするHALionシリーズのメジャーアップデートと、Rolandが何やら頑張っていたということくらいでしょうか。

最初にHALion 6HALion Sonic 3Absolute 3の登場を知ったときは、正直「おや?」と思ったんですよね。
いやもちろん、HALionのメジャーアプデは結構なことなのですが、それよりもAbsolute 3の方が気になりまして。
Absoluteとは、SteinbergVSTインストゥルメントをこれでもかとばかりに詰め込んだ、チョーお得なバンドルパックです。
今までメジャーとなっていたAbsolute 2だと

  • HALion 5
  • HALion Sonic 2
  • Groove Agent 4
  • The Grand 3
  • HALion Symphonic Orchestra
  • Padshop Pro
  • Retrologue 2
  • Hyphonic Dance
  • Triebwerk
  • Dark Planet
  • Zero Gravity

が入っています。すごい。欲しい。
個々の金額に換算すると、大体ではありますが、およそ半額で買えちゃうことになりますね。

そんなAbsoluteですが、個人的には 「3」の名を冠するにはやや時期尚早なのではないか…なんて思ったりしたのです。
いやだって、今のところ、なにか新しいインストゥルメントが追加される訳でもなく、HALionシリーズがバージョンアップしただけじゃないか…と、考えちゃうじゃないですか。
そんなことを言ったら、今までだって、Retrologue 2が登場したときには、Absolute 2の内容がこっそりと差し代わっていたのですし。

しかし、HALionの更新内容を見て、これは確かに凄い、と、思うようになりました。「3」格上げも納得です。
…別に、ステマじゃありませんからね?私 持っていませんし。そこんとこヨロシク!

HALion 5の更新内容は、どちらかというとシンセよりのバージョンアップで、生音をよく使う私としては、魅力的とは言い難い面もあったのですが、今回のHALion 6は、まさに私の期待通りの内容。
HALion&HALion Sonic共通で、ウェーブテーブル方式のシンセと、グランドピアノのモジュール×2、ブラスアンサンブルモジュール、ストリングスモジュール、シネマ系のライブラリ。
Steinbergは音源を全部 HALionに集約しようとでも思っているのですかね。The Grand顔負けです。
それと、なんか各音源のUIが、それとなくNative InstrumentsのKOMPLETEシリーズっぽくないですかね?(笑)

それだけでなく、HALion限定機能のライブサンプリング機能と、HALionスクリプトが。
…ん?スクリプト
そう、各パラメータ等を、スクリプト言語で制御できるようになるらしいのです。R、Reaktor…

すごいですねえ。なんか。
あと、パッケージがカッコいい。
ものすごく欲しくなってきました。

で、Rolandの新発表製品の方はというと。

お、多い…
最近 低迷しつつあると風の噂には聞いていましたが、やはりそこはMIDI黎明期を築いた老舗のこと、まだまだ現役のようです。

古くからUSBオーディオインターフェイスの一角を担ってきたUAシリーズは、Rubixという名称に置き換わるようですね。かくいう私の使用しているオーディオインターフェイスも、UA-1EXというエントリー向けの製品です。
見た限り、今後はエントリー向け製品は「GO:〜」という形式になるのでしょうか。

何より気になるのはRoland Cloudの存在。
サブスクリプション方式というのは、支払った金額に見合った期間の間だけ、ソフトウェアの使用権利を得られる方式の販売形態のことをいいます。最近はこれが増えていますよねえ。
SONARは少し事情が違い、メンバーシップ方式というものを採用しているのですよ。総計12ヶ月分払ってしまえば、その後は払わなくとも、アプデできない代わりにずっと使えてしまうのです。こちらの方がいくぶん安心できます
やっぱり、個人的にはあまりこういうのは好かないですね。やはり、永劫確実に使用できるというのは、それとは違う安心感があるものです。
しかし、お試し版という感覚で1ヶ月分だけ購入してみるという方法も採れるので、やはりそこは一長一短といったところでしょうかね。

さて、まだまだ書きたいことがなくもなかったのですが、もうそろそろ帰宅できそうなので、今回はココまでにします。
帰ったら、クリスタライズシルバーでもコピろうかな。

「さよなら絶望先生」ロゴのフォント

第13回東方Project人気投票、急いで投票してきましたよ。
実は、今回で初めてだったんですけどね…結果がとても楽しみです。

最近、投稿済みの記事の更新ばかりで、新しい記事を書いてなかったので、アニメロゴのフォントの話をば。
そこっ!ゆず家さんのパクリだとか言わないっ!

実際のところ、ゆず家さんの影響でフォント道にずぶずぶとハマっていった私ですので、むしろリスペクトのようなモノだと考えていただけると、私の面目も保たれるというものです。顰に習っているのです。お願いしますよー


さて、タイトル通り「さよなら絶望先生」のフォントについて触れていきたいと思います。
これも何番煎じになるやらわかりませんが

f:id:trackiss:20170118205414p:plain

「さよなら」の部分には、フリーフォントNatsumikanHIR(グレイグラフィックス) が使用されています。
かなのみのフォントで、円を基調とした丸っこいデザインが特徴です。なんだか、ちょっぴり和やかな気分になれますよね。
それにしても、こういう1バイト入力方式のかなフォントって、打鍵するの時間かかりますよねぇ。時間どろぼうです
現在ではグレイグラフィックス様のホームページが閉鎖されてしまっているようで、二次配布に頼る他なさそうです。

絶望先生」の部分は、皆さんご存知 昭和モダン体(MPC) 。通常より縦比率を120%ほどに引き上げています。
ややレトロな雰囲気を持つ、とてもユニークなフォントですね。「絶望書体」として一時期流行ったそうです。
こちらは、かつてMPCという企業が書籍として販売していたMPC看板フォントシリーズのひとつです。デザイン系フォントの開発を数多く手掛けてきた、稲田茂さん作のオリジナル書体のようですね。現在はもう亡くなられてしまったそうですが…残念です。
今では株式会社MPCが離散してしまったため、書籍は絶版、その他のダウンロード販売なども終了しています。
ですが、稲田さんが生前に制作された書体の管理と販売を請け負っている六歌仙という企業が、唯一 現在でもダウンロード販売しています。
絶望先生イラスト付きCD-ROM版(非営利使用限定)なんてのも販売されているそうですよ。


それにしても、絶望先生のアニメ4期は…それこそ絶望的でしょうね。
藤吉晴美の声を担当していらっしゃった松来未祐さんが亡くなられていますし…本当に残念です
それでなくとも、今のご時世、放送しづらい事情もあるのでしょう。

それよりも、「絶望」の作者 久米田康治さんが最近連載しているかくしごとのアニメ化に期待ですね。
シャフトが単行本発売記念のアニメPVなんかも作っちゃってるくらいだし。
そして安定の神谷である。
とか言いつつも、実はまだ原作読んでないんですけどね…買わなきゃ(使命感)

東方Projectの代替音源を列挙してみる

(2017/10/17 VGを中心に色々追記)



記事が長くなりすぎたため、分割。

書きかけですので、随時追記予定です。
あらかた書き終わった…はず。

思いついたものを挙げていきます。大抵どんな音源にもマイナーチェンジ版とかがある訳ですが、そんなものを挙げても入手のしづらさは変わりませんので、なるべく「現在入手しやすいもの」を中心に紹介する予定。
もちろん、これらの音源に頼らずとも、素晴らしい耳コピや東方風を作っておられる先人方もたくさんおりますので、あくまで参考のひとつとして捉えていただけると幸いです。


作品別音源リストはこちらを、各音源の解説はこちらを参照してください。

一部の音源のサンプルをこちらにて公開しています。良かったら見てね。


と、その前に。

最近、オークション・フリマサイトにてLM-4 MKIIやSuper Quartet、初代VG、VGEEなどがよく出品されていますが…明らかに怪しいです(と、個人的にそう思います)。
ebayとかならともかくとして、国内のオークション・フリマサイトにこれらが出品されることはそうそうありません。特にSuper Quartetの場合、ほぼありえないといっても差し支えないでしょう。
過去にも同じ音源を幾つも出品していたり、商品説明に「ユーザー登録できない云々〜」というようなことが書かれていたら、ほぼ間違いなく割れと言えます。
事実、私が個人的に調べたところ、先に挙げた4つの音源は割れが出回っているようです。一方で、VG2やGA3などは割れが出回っていない?ようで、それらに限って出品されていないという事からも、怪しいというのがわかります。
これについてはどうしても自己責任という事になりますので、わざわざ止めようとは思いませんが、出品者はもちろんのこと、割れであると理解している上で購入するというのも違法になります。
まあ、要はそういうのには気をつけるようにしてくださいね、という話です。


SDシリーズの違い

  • SD-80(EDIROL/Roland)
  • SD-20(EDIROL/Roland)
    • SD-90からオーディオインターフェース機能とマルチエフェクト機能を削除した下位互換機。
      上位機種であるSD-90/80には、ClassicalContemporarySoloEnhancedSpecial 1Special 2といった、計6つの音色マップが用意されていますが、このうちEnhancedマップSpecial 1マップSpecial 2マップはマルチエフェクトを用いるので、SD-20には収録されていません。
      しかし、神主はSoloマップの音色を使うことが多いので、曲によってはほぼ再現できると言っても過言ではないですね。
  • SD-50(Roland)
    • わりと最近に発売された音源モジュールで、他のSDシリーズと全く互換性がありません。どちらかといえば、Sonic Cellの廉価版という感じです。当然、ZUN音色は一切収録されていません。
      こういった事情もありますので、今後この記事で取り扱う「SDシリーズ」には、この機種は含めないこととします。

SD-90 (EDIROL/Roland) の代替音源

  • SD-80(EDIROL/Roland)
    • 上記の通り、内蔵音源部は同じなので、完全再現が可能です。
  • SD-20(EDIROL/Roland)
    • ClassicalマップContemporaryマップSoloマップが収録されています。それ以外についても、音色エディット等で雰囲気は似せられますね。
  • Orchestral(EDIROL/Roland)
    • オーケストラ系の楽器のみを収録したソフトシンセで、音色の雰囲気がSoloマップに似ている…ような気がします。個人的に。
  • Hyper Canvas(EDIROL/Roland)
    TTS-1(Cakewalk/Roland)
    • Classicalマップのみを収録したソフトシンセです。頑張れば、似た雰囲気の音が作れるかもしれないですよ。両者とも内容は同じで、TTS-1はSONAR(Cakewalk/TASCAM)にバンドルされています。

Super Quartet (EDIROL/Roland) の代替音源

  • SDシリーズ(EDIROL/Roland)
    • 同じブランドの製品だからか、やはり雰囲気が似ています。音色エディットで、どうにかなる…はず!特にベースやアコギは似せやすいと思います。Jazz Bass等の同名プリセットもいくつか含まれています。
      ただ、Rock Bass等、同名でも大きく音色が違うものもあるので注意してください。

The Grand 3 (Steinberg) の代替音源

コレ!…というものはありませんが、わりとメジャーなピアノをサンプリングしているようですので、他のピアノ音源でも代用が効くのではないかと思います。
Yamaha C7やStainway&Sons Model Dをサンプリングしたものが理想的なのかもしれませんが、実際にはエフェクト次第でどうにでもなるものです。


Virtual Guitaristシリーズ (Steinberg, Wizoo) の代替音源

初代VGとVG2に収録されている「Ultra Ⅰ」「Ultra Ⅱ」は、サスティンのみとなりますが、AIR Music TechnologyのXpand! 2に「Simple Powerchords+」として収録されています。VGの開発チームであったWizooが現在のAIR Music Technologyにあたる為であると思われます。2500プリセットを収録しているだけあって普通に使えますし、セールにより¥100で販売される事が日常茶飯事と化している音源ですので買っておいて損はないと思います。ちなみに私は無料セール(!?)で手に入れました。
また、VGシリーズのリメイクとしてUJAMからVirtual Guitarist IRON/AMBER/SPARKLEが販売されています。VGシリーズの開発者の一人であり、Wizooの創業者でもある方の支援のもとで開発された、らしいです。IRON・SPARKLEはエレキ、AMBERはアコギですね。
かなり仕様が変わっていますが、他にリズムギター音源がほとんどないというのも事実で、思いつくものと言えばRob PapenのRGくらいのものです。


Monologue・Prologue (Steinberg) の代替音源

Monologueは、今やCubaseにバンドルされていないだけあって、調べてみてもあまり情報が出てこないんですよね。画像を見た限りでは、OSC×2、LFO×1の至ってフツーなシンセだと思うのですが…OSCで生成できる波形が4大波形(Sine、Triangle、Square、Sawだと個人的に思ってます)だけなのであれば、Retrologueあたりで再現できない事もなさそう…?
Prologueはポリフェニック対応の減算方式シンセサイザ。OSC×3、LFO×2というのは今時珍しくもありませんが、エンベロープジェネレータが4つというのは見た事ないですね。収録波形が結構多彩っぽいので、他の音源での再現は厳しいかもしれません。


Retrologueシリーズ (Steinberg) の代替音源

うーん…これもアナログシンセですからねぇ。フリー音源の有名どころだとSynth1あたりが傾向としては近いですね。ただ、スペック的に色々とSynth1では役者不足な部分も…LFOの数や搭載エフェクトの他、特にフィルタの種類がRetrologueの場合 12種類とズバ抜けてます。
また、Retrologue 2ではOSCが1つ追加され、フィルタも24種類に増加。さらにアルペジエータも搭載されているので、Synth1ではやや厳しいかも…
他の音源に比べると低価格ですし、USBドングルも不要ですので思い切って購入してしまうのも手ではないでしょうか。


LM-4 MarkⅡ (Steinberg, Wizoo) の代替音源

LM-4系統の製品はすべて廃盤となっており、これがまた特徴的な音が多く、再現は難しいです。LM-4 MarkⅡが特徴的というよりは、Processed Studio Kitsが特徴的といった感じですけど。
強いて言うならば、Cubase SXシリーズにバンドルされているLM-7を狙うのも手ですね。Mod KitやCompresser Kitが収録されているようです。 VST Classics Vol.3みたいな感じで公開されると良いんですけどね
追記 : Steinbergより互換性の維持という名目で、LM-7が無償でダウンロードできるようです。ただ、利用できるのはCubaseでのみとなります。また、32bitプラグインである為、Cubase 9以降のバージョンでは使用できません。先程言った通りSteinberg以外のVSTホストでは使えないようになっている為、jBridgeなどを介することも不可能…要は、Cubaseかつ8以前のシリーズでなければ、使う方法はないことになりますね。この通り、いくつか制約はありますが、LM系統の音を手に入れるには最も手軽な方法です。
(こをりさんにコメントで情報提供いただきました。ありがとうございます!)


Groove Agentシリーズ (Steinberg) の代替音源

Groove Agent 4は現役なのでともかくとして、問題はGA3とElek Drumsですね。まぁGA3の方はGA、GA2である程度代用が効くとはいえ、いずれも廃盤ですし、Elek Drumsの方に至っては今や入手は不可能と言って良いでしょう。
強いて言うならば、シンセ系のプリセットは、何らかのドラムマシンをサンプリングしたもののようですので、その辺りを調べてみると、なにか発見があるのかもしれません(ぇ


Real Guitarシリーズ (MusicLab) の代替音源

これは絶賛発売中の音源ですので、入手自体は難しくありません。ただ、関係ありませんが、心なしか耳コピが難しい気がします(「アガルタの風」の耳コピをしようとして、最初の8小節を打ち込み終えた時点ではや数時間…結局、その後 体調が悪くなってきて断念したという、世にも恐ろしい話があるのですよ。…はい、私です)。
これも、なかなか特徴的な音が多いですね。特に、Acoustic Steel Stereo(290MB)っていうプリセットとか。
色々なアコギが収録されている上、コード関連の機能も充実していて、コスパに優れているので、通常の用途でも活躍するのではないかと思います。
なんかもう代替音源とか関係ない話してるような。まあいいか。

東方Projectの各音源を解説してみる

(2019/01/19 内容を整理、全体的に加筆修正)



記事が長くなりすぎたため、分割しました。

作品別音源リストはこちらを、代替となる音源についてはこちらを参照してください。

一部の音源のサンプルをこちらにて公開しています。良かったら見てね。


目次


Studio Canvasシリーズ

SD-90, SD-80

入手難易度: ★★★☆☆

  • 主な使用作品
    • 全作品
  • 主な入手方法
    • リサイクルショップ、オークション、フリマサイト等

言わずと知れたZUN音源の代表格。

SD-90は、かつて大ヒットしたSound Canvasシリーズの後継ブランド、Studio Canvasシリーズの最上位モデルです。
GM2規格(256音色/9ドラムセット)に準拠したClassical, Contemporary, Solo, Enhancedと、特徴的な128音色を詰め込んだSpecial 1, Special 2の計6マップ、総計1050音色/30ドラムセットを収録しています。サンプリング周波数は44.1 kHz/24 bitです。

OrchestraSet、SFX Setの2ドラムセットは、Classical, Contemporary, Solo, Enhancedマップで共通です。
Special 1, 2マップにはドラムセットは収録されていません。

SD-90は、最大48 kHz/24 bitのオーディオIFを内蔵しており、PCで使用するにはUSB2.0ケーブル1本で接続するだけ。簡単!
また、オーディオIF部にはエフェクタ(AFX)が搭載されています。

SD-80は、SD-90からオーディオIFを省いた下位モデルです。ですが、光デジタル出力やプリセット保存メモリなどが新規に搭載されており、それでいて音源部は同じである為、MIDI音源としてはむしろ強化されていると言ってもよいです。
SD-80を鳴らすだけならUSBケーブル1本で可能ですが、音をPCへ取り込むには、別途オーディオIF(44.1 kHz/24 bitの録音に対応したもの)を用意する必要があります。

下位モデルにSD-20とSD-50がありますが、SD-20にはClassical、Contemporary、Soloマップしか収録されていません。SD-50に至っては全くの別物で、互換性は皆無です (詳細はこちらをどうぞ)。

ClassicalやContemporaryマップの音色は、全体的にバランスが取れていて扱いやすいです。Rolandっぽく、オケに馴染みます。
一方のSoloマップなどには、Rolandにしては珍しく、クセの強い、艶やかというか煌びやかな音色が多いです。

神主が作曲した東方Projectの楽曲 (FM音源除く)において、メイン音源として必ずと言っていいほどに使用されています。通称ZUNペットとして知られているRomantic Tpや、Flute VibReed RomanceAtack Clav 2EP Legend 3Oct.JP Sawなどなど、印象に残りやすい音色がよく使われていますね。
ちなみに、神主はほとんどSoloSpecial 1, 2マップしか使いません。

東方紅魔郷、蓬莱人形の楽曲ならば、コレ一台だけで完璧に再現できます(SC-88Proが使用されているという話も聞きますが、どうにも自分の耳では聴き取れませんでした)。

既に廃盤となっていますが、2019年現在においても、ネットオークションなどで流通していたりしています。楽器店なんかでもたまに置いてあるのを見かけるくらいで、比較的入手はしやすいです。


Super Quartet (EDIROL/Roland)

入手難易度: ★★★★★
略称: SQ

  • 主な使用作品
  • 主な入手方法
    • リサイクルショップ、オークション、フリマサイト等

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ピアノギターベースドラムといった4つの楽器に的を絞ったソフトシンセ。東方楽曲ではドラムは使用されていない… はずです。

SD-90と同じブランドの製品である為、音色の雰囲気はそっくりです。音色数が数十音色と少ない代わりに、1つ1つのプリセットにより多くのサンプリング容量が割り当てられており、SD-90よりもリアルな音を鳴らしてくれます。
もう少し具体的にいうと、SD-90でいうSoloやEnhancedマップに近い雰囲気かな。特にピアノやアコギは、東方楽曲がいわゆる「幻想的」だと言われる所以でしょう。高音がキレイで、良くも悪くもキンキンした音と言いますか。昨今のサンプリング音源に比べるとチープではありますが、よく目立つ音だと思います。

東方音源の中には廃盤のものが多いですが、Super Quartetはわけてもダントツで手に入りにくいです。中古品が売られている事は殆どなく、オークションやebayなんかで出品されているのは見た事ありません。
試しにDuckDuckGoで "Super Quartet" と検索して片っ端から総当たりしてみても、やっぱり全然見つかりません。数時間後、ついには一番下まで到達。疲れました。

日本のオークションやフリマサイトでやたら安く出品されてるのは、十中八九割れ… つまりは海賊版です。他にもLM-4 MarkⅡやらGroove Agentやら、海外ですら珍しいのに、日本でたかが数千円ぽっちで売られてる訳がないんですよね。買わないように。

えー、後は… SONAR 2.0とEDIROL HQ Instrumentsシリーズ3製品をバンドルした「SONAR Perfect Solution HQソフトウェア・シンセサイザー・モデル」なんてのも過去には発売されていたようで。
調べた感じだと英語の情報がほぼ皆無だったので、日本限定発売だったのでしょうか? その日本語の情報というのも、ほぼ無きに等しいものでしたけど。その辺から探してみるのも良いかも知れません。

なお、この音源含むEDIROL HQ Instrumentsシリーズは、Windows XP 64bit版もしくはWindows Vistaの環境において、そのままだとインストールすることができません。ですが、レジストリの値を書き換えることによってインストールすることが可能になります。書き換え方法についてはいろいろな方がまとめてくださっているので、ググってそちらを参照してください。

それと、もしかしたらこれは私だけかも知れないですが、Windows 7 (x64)〜 だとDXi版が使えません。インストールはできるのですが、起動できないのです。
DXiを提唱しているCakewalk(とMicrosoft)が作ったSONARで動かないんですから、これはもう他のDAWでも無理なんじゃないかな? DXi対応してるDAWなんて、他に知りませんけど… 確かReaperが対応してたっけ。覚えてないや。
Cakewalkフォーラム見た限りでは私だけの現象ではないようですし、大人しくVSTi版使いましょう。


The Grand 3 (Steinberg)

入手難易度: ★☆☆☆☆
略称: TG3

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ピアノ/キーボード音源。
3種のグランドピアノ(Yamaha C7, Bösendorfer 290, Stainway Model D)、アップライトピアノ(Nordiska)、エレクトリックピアノ(Yamaha CP-80)の計5音色が収録されています。
CP-80を除く4音色には、鑑賞者側の立場から収録されたCloseと、奏者側の立場から収録されたPlayerが用意されています。CP-80では、代わりにエフェクタを通したプリセットが多数収録されています。

Cubase 6に付属していたThe Grand SE 3の60日間体験版では、Yamaha C7とNordiskaのみを収録しているとのこと。中期の神主はよくYamaha C7を使っていましたが、最近ではModel Dがよく使われています。
ダブルスポイラーが2010年発売(Cubase 6は2011年)という事を考えると、神主ははじめからフル機能のTG3を使用していたと考えるのが自然です。

収録されているのはどれも有名なピアノばかりですが、やはりTG3特有の雰囲気というのは少なからずあります。特にYamaha C7は聴き分けやすい部類に入ると思います。
とはいえSuper QuartetやLM-4 MarkⅠⅠほど独特の音色ではないので、ほかの音源でも腕次第でどうにでもなりますよ。

TG3はCubaseにバンドルされていませんので、別途購入するしかありません。TGSE3でもいいと言うのであれば、Cubaseに付属してくる体験版を低価格でアクティベートする、という手もあります。


Retrologueシリーズ (Steinberg)

Retrologue

入手難易度: 2で代替可

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Retrologue 2

入手難易度: ★☆☆☆☆

Retrologueは、アナログ減算方式の2オシレータシンセです。
あまり細かく弄った事はないのですが、なんというか、とても素直な音が鳴ります。一方で収録されているプリセットには特徴的なものも多く、ポテンシャルの高さが伺い知れます。
個人的には、フリーソフトとして有名なSynth1の高級版的な印象。

Retrologue 2では、XORモードが追加されたオシレータを3つ搭載。さらに2つのLFOと12種類のフィルタ、4種類のエフェクトを新規搭載し、そしてHALion譲りの高機能アルペジエータを内蔵… などなど、モンスター級にパワーアップして帰ってきました。減算方式のシンセとしてはもはや最強なのではないでしょうか。
きちんと下位互換性も確保されていますので、Retrologue 2さえあれば、Retrologueを再現可能です。

鳥船遺跡以来、使用頻度がどんどん上がってきています。今やSD-90よりも使われているかも。
燕石博物誌以降は、Retrologue 2も使用されています。

2019年現在、Cubase Artist以上のエディションにRetrologue 2がバンドルされています。
またDL販売も販売されており、特にこの製品はUSB-eLicenserが必要ないので、Steinberg社の商品を買ったことがないという方でも手を出しやすいのではないでしょうか。


Virtual Guiaristシリーズ (Steinberg, Wizoo)

Virtual Guitarist

入手難易度: ★★★★☆
略称: VG, VG1, 無印VG

  • 主な使用作品
  • 主な入手方法
    • リサイクルショップ、通販、オークション、フリマサイト等

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Virtual Guitarist Electric Edition

入手難易度: ★★★★☆
略称: VGEE

  • 主な使用作品
  • 主な入手方法
    • リサイクルショップ、通販、オークション、フリマサイト等

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Virtual Guitarist 2

入手難易度: ★★★★☆
略称: VG2

  • 主な使用作品
    • -
  • 主な入手方法
    • リサイクルショップ、通販、オークション、フリマサイト等

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リズムギターに特化した音源です。
プロのギタリストが実際に演奏した音が収録されており、コードを指定すれば、テンポに追従してジャンジャカ鳴ってくれます。

無印のVirtual Guitaristには、アコースティックやエレキのほか、ドブロギターという独特なギターの音も収録されています。
当時のDTM業界ではGiga Sampler (現在のGarritan ARIA Player)やHALionなどの大容量サンプラーが話題となっていましたが、簡単操作でしかもリアルな出音のVirtual Guitaristは、業界に大きな衝撃を与えると共に「自動演奏」という新たなジャンルを開拓しました。
内部的には細かいギターの演奏を繋げて鳴らしているようです。オマケ機能としてCh.16にMIDI信号を送り、オリジナルのリフを作る事も可能です。すごい難しいですけど。

予想以上に反響があった為か、わずか数ヶ月後に第2弾としてVirtual Guitarist Electric Editionが発売。
こちらはエレキギターに的をしぼっていて、そのぶん非常に多彩なジャンルに対応できます。また、VSTe (死語)として単体で利用できるエフェクタも付属しています。

その後、Virtual Guitarist 2がリリース。VGとVGEEの音色が全て含まれています
また、グラフィカルなリフエディタが搭載され、オリジナルリフの作成が大幅にやりやすくなりました。
エフェクタは一新されており、VGEEとの互換性はありません

かなり長期に渡って使用されており、神主が所持していたのはVGVGEEの2つであると思われます。
これらはVG2だけでかなり再現できますが、特に永夜抄花映塚あたりで頻繁に使用されているVGEEのエフェクタに関しては、流石に再現できません。
VGEEのディレイやコーラス、リバーブなどは、ピアノやドラムなどのさまざまなパートで使用されています。

今では全て廃盤となっており、入手は難しいです。オークションやフリマを漁るか、中古店を練り歩く他ないでしょう。
Studio Case、Studio Case Ⅱ、Steinberg Virtual Instruments Collectionといったバンドルパックには廉価版であるVGEE SEが入っていましたが、東方曲で使用されたプリセットは収録されていないようです。


ちなみに、こちらの音源はSteinbergWizooの共同開発となっています。
Wizooは主にサウンドライブラリを取り扱っていたメーカーで、かつてSteinbergとタッグを組み、数多くの名作VSTiを世に送り出した猛者として知られています。VGシリーズをはじめとして、HALionシリーズの前身であるHypersonicシリーズThe Grand 2、後述するLM-4 MarkⅡ、他にもVirtual Bassistなんてのもリリースしていましたね。これら全てにWizooが関わっています。
現在では、Avid社の傘下にてAIR Music Technology名義で活動しているご様子。

その名残なのか、VGのUltraⅠというプリセットの波形が、AIR Music Technology社のXpand! 2という音源に含まれています。
ほかにもLM-4 MarkⅡの音なども含まれていますので、こちら↓を参考に。


LM-4 Mark Ⅱ (Steinberg, Wizoo)

入手難易度: ★★★★☆

  • 主な使用作品
  • 主な入手方法
    • リサイクルショップ、通販、オークション、フリマサイト等

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ややチープな印象のドラム音源。というかサンプラー、ドラムマシンに近いです。Groove Agent 4, 5やBatteryシリーズのようスタンス。
最近のドラム音源とはまた違った使いやすさがあります。とても軽いですし、パッと立ち上げて気軽に使えます。

パッケージはCD-ROM2枚組となっており、1枚目にはLM-4 Mark ⅡのインストーラWizoo Default Kits、Latin Kit、サウンドループ集が、
2枚目にはBitbeats Kit、Steinberg Kits、Steinberg Vinyl Kits、Wizoo Processed Studio Kitsが収録されています。また、拡張音源としてKit Connectionシリーズなんてのもリリースされています。

妖々夢星蓮船にて使用されています。鳥船遺跡でも少し。
神主はWizoo Processed Studio Kitsしか使っていないようです。その名の通りWizooスタッフが加工しまくった特徴的な音ばかりで、ベタ打ちでもかなり東方っぽく聴こえます。

現在は廃盤となっています。LM-7やLM-9なんてのもあるみたいですが、概して手に入りにくいです。海外オークションでないと、なかなか出品されていないと思います。
無印のLM-4にはWizoo Processed Studio Kitsが収録されていませんのでご注意を。


Groove Agentシリーズ (Steinberg)

Groove Agent 3

入手難易度: ★★★★☆
略称: GA3

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画像はGA2

Groove Agent 4

入手難易度: GA5で代用可
略称: GA4

  • 主な使用作品
    • 紺珠伝〜
  • 主な入手方法
    • パッケージ
    • Absolute 2, 3

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Groove Agent SE 4

入手難易度: GASE5で代用可 (?)
略称: GASE4

  • 主な使用作品
    • 紺珠伝〜
  • 主な入手方法
    • Cubase (Artist/Elements) 7.5
      Cubase Pro/Artist/Elements 8.5
      Cubase Pro/Artist/Elements/AI 9

Groove Agent 5

入手難易度: ★☆☆☆☆
略称: GA5

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Groove Agent SE 5

入手難易度: ★☆☆☆☆
略称: GASE5

  • 主な使用作品
    • -
  • 主な入手方法
    • Cubase Pro/Artist/Elements/AI 10〜

Elek Drums

入手難易度: ★★★★☆

  • 主な使用作品
    • 紺珠伝
  • 主な入手方法

マルチジャンルなドラム音源。
2019年現在、上位版であるGroove Agent 5は別売りで、廉価版であるGroove Agent SE 5Cubase AI (8.5以前の場合はElements)以上のエディションにバンドルされています。神主が実際に使っていたのはGroove Agent 4ですが、Groove Agent 5でも完全に再現できます。
ちなみに、Cubase 7.5以前はGroove Agent ONEという音源がバンドルされていました。

もともと、GAシリーズはVGと共に「自動演奏」要素がかなり強い音源であった為、ほかのドラム音源に比べてシンプルで特徴的な操作性でした。GA4になってからは大幅にUIが変更され、GA ONEに近いサンプラーベースの音源へ生まれ変わりました。

アコースティックドラムのリアルさでは大容量音源に比べると劣るかもしれませんが、HALionのような高い柔軟性と操作性を兼ね備えたワークフロー、何よりエッジの効いたモダンなシンセドラムが魅力です。
初見だと少し取っつきにくいのが難点ですが、作り込めば唯一無二のドラム音源に化けると思います。

新たに発売されたGroove Agent 5では、従来のサンプリング容量に匹敵するサイズのアコースティックドラム「The Kit」が追加。BFDなどの音源にも負けず劣らずの、かなりリアルなアコースティックドラムが使えるようになってしまいました。
更に、30の新規シンセドラムパック「Raw Power」に加え、もちろんGA4の全プリセットも収録。お値段は据え置きで、学生なら諭吉1枚で買えます。安い!
今のところ神主は使用していませんが、次回作ではRaw Powerが使われるかも…?

ダブルスポイラー伊弉諾物質ではGA3が、紺珠伝以降ではGA4GASE4、そして拡張ライブラリのElek Drumsが使用されています。

ここで注意して欲しいのが、GA4はGASE4の完全上位互換ではないという点。
例えばHip Hop Kit 01Dubstep Kit 01などはGA4には収録されていません。
ヤマハに問い合わせてみたところ、これらはCubaseに付属している「Production Grooves」もしくは「Allen Morgan Rock-Pop Toolbox」というライブラリに収録されているプリセットだそうです。

主に紺珠伝で使用されている特徴的なドラムは、Elek Drumsという拡張音源のプリセットです。GA(SE)4〜またはONE向けの拡張音源なので、〜GA3では使用できません。
このElek Drums、発売からそんなに経っていないのにもかかわらず (といっても5年くらい経ってますが)、既に廃盤となってしまっています。
しかもDL販売のみでパッケージでは流通していなかった為、今からの入手はかなり絶望的と言えるでしょう。ひょっとしたらSuper Quartetと同じくらいのレアモノかも (私も入手し損ねました

GA3は、妖精大戦争などで使用されていたアコースティック系の一部プリセットを除いて、無印Groove AgentGroove Agent 2で代用する事ができます。
GA1とGA2の違いは、ごく一部の曲 (聖徳伝説など)で使われているMetal Crashが、GA1に収録されていないという事くらい。逆に言えば、それ以外は全部入りです。
また、勘違いされがちですが、〜GA3とGA4では互いに互換性がありません。つまり、GA4を購入したとしても、GA3の音を再現することは不可能です。逆もまた然り。

GA1とGA2、GA3、Elek Drumsは既に廃盤となっています。もしも神主曲を完全再現したいのであれば、GA3、GA5、Elek Drums、Cubase Pro/Artist/Elements/AIのいずれか、の計4つを手に入れる必要があるのですが、とりわけ入手しづらいものがElek Drumsでしょう。
幸いにもSteinberg製品はライセンス譲渡が比較的簡単に行える為、不要になった人から譲りうけるというのが最も現実的なElek Drumsの入手方法となります。もちろんeLicenserの受け渡しが必要になるので手間ではありますが…

また、先述の通り「妖精大戦争」「未知の花 魅知の旅」等の一部の曲を諦めるならば、GA3でなくともGA1やGA2で代用可能です。
なお、Studio CaseやStudio Case Ⅱ、Steinberg Virtual Instruments Collectionに入っているGroove Agent SEには、東方曲で使用されたプリセットは収録されていないので注意してください。


Real Guitar (Music Lab)

Real Guitar 3, 4

入手難易度: RG5で代用可
略称: RG3, RG4

f:id:trackiss:20170118214845p:plain 画像は RG4

Real Guitar 5

入手難易度: ★☆☆☆☆
略称: RG5

  • 主な入手方法
    • パッケージ・DL販売

VGシリーズとは違い、単音毎にサンプリングされているアコギ音源です。
コード周りの補助機能や奏法も充実していて、リズムギターとしても、使えないこともない気がします。

伊弉諾物質〜で使用されています。「アガルタの風」が印象的ですね。販売時期等から勘案すると、Real Guitar 3あたりを使っているものと思われます。
RG3 → RG4での更新点はUI的なものがメインで、収録されているプリセットは変わりません。

現在ではReal Guitar 5が販売されていますが、「REAL GUITAR CLASSIC」として従来の音色も収録されているようですので、問題はないでしょう。


Electri6ity (Vir2 Instruments)

入手難易度: ★☆☆☆☆

  • 主な使用作品
  • 主な入手方法
    • パッケージ・DL販売

大容量のエレキギター音源。
8本のエレキギターを忠実に再現し、そのサンプリング総容量は20GB後半!という代物だそう。ピアノ音源なんかは、今や数十数百GBが当たり前となっていますが、ギター音源でとなると、これがなかなか珍しいのです。ただしProminyを除く
エフェクタやアンプシミュレータも搭載しているようで、まさにオールマイティなエレキギター音源という訳ですね。

輝針城〜ではVGに取って代わりガンガン使用されています。長年使われ続けていたVGシリーズも、Electri6ityの登場により終焉の時を迎えたのです。どちらも性質の全く異なる音源ですので、通常用途ならば競合することはないと思いますけれどね。

実はElectri6ityの名前が判明するまでは、Real LPC(Music Lab)+VST Amp Rack(Steinberg)が使用されているのではないか、という説もあったらしいのです。VST Amp Rackといえば、Cubase Elements以上のエディションで使用できるアンプシミュレータですね。実際これでも似たような音が再現できているようなので、もしかしたらこちらも使用されているのかもしれません。


Trilian (Spectrasonics)

入手難易度: ★☆☆☆☆

  • 主な使用作品
  • 主な入手方法
    • パッケージ・DL販売

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オールラウンダーなベース音源です。
世界中のありとあらゆるアコースティック/エレキ/シンセベースをこれでもかとサンプリングしたその総容量、36GB。如何にもSpectrasonicsな感じの、膨大かつ綿密に作り込まれたそのプリセットは圧巻です。音のリアルさとライブラリの数としては、現状最強レベルだと思います。

アコースティックやエレキベースの他、特にシンセベースが多用されています。その豊富なライブラリから音を見つけ出すのは大変ですが、アルペジエータつきのプリセットが使用されている事も多く、以前の暴れベースよりは耳コピしやすいかも…?


EZ Drummerシリーズ(Toontrack)

EZ Drummer

入手難易度: EZD2で代用可
略称: EZD, EZD1, 無印EZD

  • 主な使用作品
  • 主な入手方法
    • パッケージ販売

EZ Drummer 2 + Pop/Rock EZX

入手難易度: ★☆☆☆☆
略称: EZD2

  • 主な使用作品
  • 主な入手方法
    • パッケージ・DL販売

Claustrophobic EZX

入手難易度: ★☆☆☆☆

  • 主な使用作品
  • 主な入手方法
    • パッケージ・DL販売

Electronic EZX

入手難易度: ★☆☆☆☆

  • 主な使用作品
  • 主な入手方法
    • パッケージ・DL販売

そこそこ有名なドラム音源。三大ドラム音源の一つに数えられている…らしい、です。
その名の通り、直感的な操作性と低価格がウリ。ドラム音源によくある、拡張ライブラリを買っていくタイプの販売形式です。

鳥船遺跡弾幕アマノジャクにて主に使用されていましたが、以降の秘封作品でもちらほら使用されています。EZ Drummerに標準搭載されているライブラリと、拡張ライブラリのElectronics EZXが主に使われています。鳥船遺跡では、Claustrophobic EZXなんてのも使われていたみたいです。

現在ではEZ Drummer 2となって販売されていますが、実はこれ、無印EZ Drummerの標準ライブラリが収録されていないのです。無印の標準ライブラリはPop/Rock EZXとして別途販売されていますので、それを購入する必要があります。


音・辞典 VOL.3 自然 (データクラフト/イメージナビ)

入手難易度: ★☆☆☆☆

  • 主な使用作品
  • 主な入手方法
    • DL販売
    • リサイクルショップ、オークション、フリマサイト等(パッケージ版)

雷鳴や水音などの環境音を中心に収録した素材集。
使いやすい音が多い、らしいです。地味にVGシリーズの次くらいに長く使われていますね。しかも現役。
風神録〜の環境音はたいていコレです。

現在では運営会社が変わり、ダウンロード版のみの販売となっているようですね。
中古品もまだまだ出回っているようですし、比較的容易に入手できるでしょう。