久々です。
とはいっても半年ぶりくらいか〜 と思って
最終更新をよく見たら1年半前でした。泣きてぇ
さっくりと隙有自語系記事。
なるべくメジャーどころは避ける。
あと、小説でも漫画でもアニメでも話数が多い長編作品があまり得意じゃないので、数巻で終わるものか短編集が多い。
平方イコルスン『スペシャル』
完結4巻。文系漫画の鬼才による初の長編漫画。
はじめはSF混じりの不思議系日常コメディという感じで普通に面白いのだが、途中から不穏さを漂わせはじめ、予想外のクライマックスを迎える。
こんな爆弾みたいな設定隠したまま前半の数年間連載させたトーチ編集部は狂っているとしか思えない。さすが。
天原『33歳独身女騎士隊長。』
連載中、既刊3巻。問題作『異種族レビュアーズ』の原作者による。
成年誌に掲載されていることもあり、もちろん下ネタのオンパレード。
しかし、得意の低コスト作画のおかげでだいぶ緩和されている。この人の絵、ずっと変わってない気がする。
普通に面白い。
位置原光Z『いっていっぱいいって』
短編集。タイトルは『「い」っていっぱい言って』というだけのことにすぎない。
平方イコルスンのやり方で天原っぽく下ネタを取り入れたらこの人になる。つまり大好物。
短編なので適当にページを開いて読めるし、ぜんぶ面白い。お得。
涼川りん『りとる・けいおす 完全版』
完結2巻の合本版。
かわいらしい絵柄に騙されてはいけない。タイトルの「little chaos」からもわかるとおり、カオスである。かなり。この訳のわからなさは、有名どころで言えばポプテピや連載初期のあいまいみーに少し似ているが、あれは4コマだからまだマシだったのだと思い知らされた。読むだけで疲れてくる。
本当に狂っているとしか思えないためこの記事で書くことを避けた『カスミ伝』ほどとは言わないが、それでも人を選ぶ作品。それがいい。
道満晴明『オッドマン11』
完結2巻。学園SFコメディ。これは最近ではないけど、思い出したので書く。
成年誌掲載の箸休めギャグ漫画。特殊な能力と外見を持つ亜人「オッドマン」たちのキャラが立ちまくっており、ギャグセンスも単純に自分好み。下ネタは多いが、生々しさはない。
でも、最後のオッドマンはもう少し活躍させてあげてほしかった。
紙魚丸『惰性67パーセント』
惰性67パーセント 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
完結9巻。大学生4人のコメディギャグ。ヤンジャンは全然メジャーどころだが、それなりに古そうだし。
大人向け日常漫画としてはよくある設定だが、なんか心地よくてツボにはまった。「それ伝わるか?」というラインのパロディも多く、要はオタク受けがいいんだろうな、と。
あまりにも急に終わった感があるが、打ち切りだろうか?
もったいない...
模造クリスタル『スターイーター 模造クリスタル作品集』
短編集。不思議な漫画がいっぱい。
この人の描く漫画は基本的に未完か (精神をエグるような) バッドエンドが多いのだが、この短編集はハッピーエンドとまではいかずとも比較的スッキリした読後感のものが多く、メンタルに優しめ。
特に表題作『スターイーター』がとても好き。同氏の伝説的Web漫画『金魚王国の崩壊。』寄りの荒めタッチもいい。
タカノンノ『ショートショートショートさん』
完結3巻。Twitter発らしく、1話1話は短め。この中だとマトモ度は高い。
これは以前から気になっていて、ビームコミックスのセールのタイミングでえいと買った。
勇気をくれる たいへんいい漫画だった... 特に「素敵な普通」という概念が本当に好きすぎた。
最終話の主人公、ようやったと言いたい。
大川ぶくぶ『ポプテピピック』
連載中、既刊8巻。知らんやつおらんので入れようか迷ったけど、せっかく竹書房44円セールやってたので買った。
他のは既刊はセール価格で最新刊だけ定価、というやり方をしていたのに、こいつだけ全部44円という底辺の扱いで笑ってしまった。『ぼのぼの』ですら最新刊990円だったぞ。たっか。
実際読んでみると普通に頭おかしくてよかった。
ちなみにこのセールは今日まで。あと3時間しかないぞ。
改めてみると女主人公の作品ばかりだなぁ。
あと下ネタ多くね?
終わり。